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【私はあなたであった。あなたは私になるだろう】
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久々にドイツワインを堪能(挨拶

-1

とはいえ、諸君に自慢するほどの一品ではない。寧ろ隠れて呑みたくなるようなワインである。何故なら、Qualitätsweinと記されておるように、加糖が認められたQ.b.Aなのだ。

ドイツワインの正統といえばQ.m.Pで、このランクに入るためにはまず加糖をしてはならない。それなのに、ドイツワインでは極端なまでの 糖度が要求される。つまりブドウの甘味だけで勝負しなくてはならない。とはいえ、水分を含んでは糖度の追求にも限界がある為、収穫をギリギリまで遅らせ、 貴腐菌さんに憑いて貰い、水分を蒸発させ、干しブドウのように干からびたところで収穫し、醸造に使う。という究極の手法も編み出された。これがアイスワインである。
尚、アイスワインに適した品種はリースリングなどで、充分に糖度の高いブドウが使われる。

ところが今回、腐敗が痛飲したのはエルプリングと呼ばれる品種で、ドイツワインの王道を逝く甘味を追求するには、余りに役足らずな品種である。それなのに、主な生産地はドイツ(モーゼルが主)に集中している。何故か

ゼクト(スパークリングワイン)には割と適した品種だと、近年になって判明したからである。

というのは、後憑けの理由である。何しろこの品種は2000年前から栽培されておる逝きた化石ともいえる品種なのだ。その起源はローマ人がドイツまで攻め込んできた際、従軍しておった兵士がもたらしたとされる。以来、品種改良が重ねられ、エルプリングは消滅してもおかしくなかったのに、何故か逝き残った。腐敗の想像では、

地元の農家が意地になって栽培しておった

のではなかろうか。大して美味くもない(正確には甘くない)のに、ローマ時代から逝き延びたってことが、この品種の価値を否応なく高めておるように思うのである。

-2

で、久々に呑んだ。確かに格下のワインだが、時々ビックリするくらい美味いワインもある。ほら、名産の品評会で知事賞とか受賞してなくとも美味い一品があるではないか。ただ単に主人が出品が面倒臭いって言って出品しないだけで、実は知事賞より遥かに美味いヤツとか。このワインはそういう美味さではなかったがな

まぁそこそこ美味かった。ベタベタに甘いのはデザートワインとして呑む以外、余り好きではない。従い、これくらいの程々な甘さが良いのである。如何にも加糖しました感は無かったし。そして、

1本丸々空けた。そんなに強くないクセに
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