【私はあなたであった。あなたは私になるだろう】
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腐敗の仕事は、時として命懸けである。ぁあ鬱の話じゃないから(挨拶
気の利かない上司より日曜日、9時に会社集合ってメールが来たのは、先日の腐日記にて諸君に述べた通りだが、その内容とは、ヘリコ(業界風)に搭乗しての空撮だった。金曜までの天気予報に依ると、土日の天気は悪いとのことで、こりゃ4連休は確実だわいと、ほくそ笑んでおったのに残念至極だった。
この季節になると数社から引き合いがあり、空から社屋などを撮影する機会が多い。景気の悪い頃の数年間は、まったく引き合いが無かったり、あったとしても予算が乏しく、セスナしかチャーター出来なかったとかいうパターンばかりであったが、今年は景気の回復を反映してか、そこそこの予算が集まり、ヘリコをチャーターすることになった。まぁ、ビデオの撮影があるのでヘリコにせざるを得ないって事情もあった。
因みにチャーター料は、セスナが数万円(税別)@1Hに対し、ヘリコは30万円(税別)@1Hである。

今日のヘリコ
ヘリコを使った空撮は良い。何と言っても楽チンである。ホバリングが出来るのは勿論、その場所でちょっと上昇とか下降とか、きめ細かい指示が出来る。
ところがセスナの場合、そうもは逝かぬ。ホバリングが出来ないので、微調整が出来ないばかりか、ベストな位置を探すのも一苦労する。しかもベストな位置は瞬時に通過する。さらに振動を少しでも抑えるべく、撮影時はエンジンを停止する。つまり、グライダーの如く滑空する。
極め憑けは、レンズを出す開閉窓が異様に小さいので、水平飛行ではアングルを真下に向けることが出来ない。必然的に機体は垂直に姿勢を取る。窓や扉が無ければ、腐敗は落っこちて、地上にて肉塊になること、どう考えても確実なのだ。
とはいえ、ヘリコに搭乗しても恐ろしい体験が待っておる。
ホバリング中、不意に強風が吹けば、思いっ切り機体は煽られる。翼が無い分、滑空出来ないのだから、その恐ろしさはセスナの比ではない。また、セスナのように垂直に姿勢を取ることが出来ないので、ささ、どうぞどうぞ。と言わんがばかりに窓が開くようになっておる。シートベルトが無く、不意の強風に煽られれば、腐敗は落っこちて、地上にて肉塊になること、やっぱり確実なのだ。
通常の撮影では高度200〜300メートルほど。それでも充分に恐ろしいのに、かなり広い敷地の撮影ともなれば、高度600メートルくらいにまで上昇せねば、満足な画は撮れない。それで首を半ば出して、真下を見るのだから、その恐ろしさは半端ではない。
さて、空撮ヴァージンで、撮影の機会があるかもしれない諸君に言っておくが、特にセスナの場合、シャッタースピードは可能な限り速いほうが良い。フジの6×9の場合、レンズシャッター故、500分の1秒までしかないが、それなら500分の1秒で臨め。尚、500分の1秒ですらブレることがある。
また、フィルム感度はISO400を上限にしておけ。特に商用ならば大伸ばしする可能性が極めて高いからである。なるべくISO100で。その為、絞り値が浅くなっても気にしないように。まずブレないことが至上命題であるし、そもそもピントが無遠大になるので、ピンぼけの心配自体が少ないからである。あと、最も重要なことだが、高所恐怖症ならば止めとけ。最初っから。
以下は、そのように恐ろしい体験を重ねつつ、撮影した高松市の上空である。今回の機材はフジの6×9とニコンのD70である。無論D70は予備兼物見遊山用に過ぎない。
尚、総てのカットがやや白けているのは、天気もさることながら、ガラス越しに撮影しておるからだ。商用で撮ったカットは総てクリアである。スキルである。

いよいよ離陸
ヘリコなんだから垂直に上がれば済むのだが、ルール上、滑走路から離陸する。

離陸直後
のどかな田園風景が広がる。田舎だよ、どうせ。

琴電車庫
一部の電車マニアに愛されておる琴電である。とはいえ、昔ながらの吊り懸け式電車もすっかり減ってしまった。

高松市内
手前は高松中央I.C。奥手に逝くほど、中心部である。生憎の天気で白けておるが。天気が良ければ、腐敗の実家も見えるはず。

栗林公園
天下の名勝と高松市が勝手に謳っておる栗林公園。
とまぁ、このような恐ろしい体験を90分間味わい、昼前に空港に帰還した。降機して直後、相方に撮影が終わった旨を電話したところ、お約束のリアクション。
チッ、生きてやがる。
莫大な保険金と遺族年金の受け取りは、来年以降になったそうである。
気の利かない上司より日曜日、9時に会社集合ってメールが来たのは、先日の腐日記にて諸君に述べた通りだが、その内容とは、ヘリコ(業界風)に搭乗しての空撮だった。金曜までの天気予報に依ると、土日の天気は悪いとのことで、こりゃ4連休は確実だわいと、ほくそ笑んでおったのに残念至極だった。
この季節になると数社から引き合いがあり、空から社屋などを撮影する機会が多い。景気の悪い頃の数年間は、まったく引き合いが無かったり、あったとしても予算が乏しく、セスナしかチャーター出来なかったとかいうパターンばかりであったが、今年は景気の回復を反映してか、そこそこの予算が集まり、ヘリコをチャーターすることになった。まぁ、ビデオの撮影があるのでヘリコにせざるを得ないって事情もあった。
因みにチャーター料は、セスナが数万円(税別)@1Hに対し、ヘリコは30万円(税別)@1Hである。
今日のヘリコ
ヘリコを使った空撮は良い。何と言っても楽チンである。ホバリングが出来るのは勿論、その場所でちょっと上昇とか下降とか、きめ細かい指示が出来る。
ところがセスナの場合、そうもは逝かぬ。ホバリングが出来ないので、微調整が出来ないばかりか、ベストな位置を探すのも一苦労する。しかもベストな位置は瞬時に通過する。さらに振動を少しでも抑えるべく、撮影時はエンジンを停止する。つまり、グライダーの如く滑空する。
極め憑けは、レンズを出す開閉窓が異様に小さいので、水平飛行ではアングルを真下に向けることが出来ない。必然的に機体は垂直に姿勢を取る。窓や扉が無ければ、腐敗は落っこちて、地上にて肉塊になること、どう考えても確実なのだ。
とはいえ、ヘリコに搭乗しても恐ろしい体験が待っておる。
ホバリング中、不意に強風が吹けば、思いっ切り機体は煽られる。翼が無い分、滑空出来ないのだから、その恐ろしさはセスナの比ではない。また、セスナのように垂直に姿勢を取ることが出来ないので、ささ、どうぞどうぞ。と言わんがばかりに窓が開くようになっておる。シートベルトが無く、不意の強風に煽られれば、腐敗は落っこちて、地上にて肉塊になること、やっぱり確実なのだ。
通常の撮影では高度200〜300メートルほど。それでも充分に恐ろしいのに、かなり広い敷地の撮影ともなれば、高度600メートルくらいにまで上昇せねば、満足な画は撮れない。それで首を半ば出して、真下を見るのだから、その恐ろしさは半端ではない。
さて、空撮ヴァージンで、撮影の機会があるかもしれない諸君に言っておくが、特にセスナの場合、シャッタースピードは可能な限り速いほうが良い。フジの6×9の場合、レンズシャッター故、500分の1秒までしかないが、それなら500分の1秒で臨め。尚、500分の1秒ですらブレることがある。
また、フィルム感度はISO400を上限にしておけ。特に商用ならば大伸ばしする可能性が極めて高いからである。なるべくISO100で。その為、絞り値が浅くなっても気にしないように。まずブレないことが至上命題であるし、そもそもピントが無遠大になるので、ピンぼけの心配自体が少ないからである。あと、最も重要なことだが、高所恐怖症ならば止めとけ。最初っから。
以下は、そのように恐ろしい体験を重ねつつ、撮影した高松市の上空である。今回の機材はフジの6×9とニコンのD70である。無論D70は予備兼物見遊山用に過ぎない。
尚、総てのカットがやや白けているのは、天気もさることながら、ガラス越しに撮影しておるからだ。商用で撮ったカットは総てクリアである。スキルである。

いよいよ離陸
ヘリコなんだから垂直に上がれば済むのだが、ルール上、滑走路から離陸する。

離陸直後
のどかな田園風景が広がる。田舎だよ、どうせ。

琴電車庫
一部の電車マニアに愛されておる琴電である。とはいえ、昔ながらの吊り懸け式電車もすっかり減ってしまった。

高松市内
手前は高松中央I.C。奥手に逝くほど、中心部である。生憎の天気で白けておるが。天気が良ければ、腐敗の実家も見えるはず。

栗林公園
天下の名勝と高松市が勝手に謳っておる栗林公園。
とまぁ、このような恐ろしい体験を90分間味わい、昼前に空港に帰還した。降機して直後、相方に撮影が終わった旨を電話したところ、お約束のリアクション。
チッ、生きてやがる。
莫大な保険金と遺族年金の受け取りは、来年以降になったそうである。
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» 空爆
乗らずに済むならば、乗らないほうが良いです(挨拶
唯一、良いと思うときは上空が無風のときです。殆ど揺れないので、空中散歩には最高です。
ただ、殆ど無風の日なんてありませんが・腐
腐敗は高いところが大好きです。猿とバ●は高いところが好きって言葉を地で逝っております。
唯一、良いと思うときは上空が無風のときです。殆ど揺れないので、空中散歩には最高です。
ただ、殆ど無風の日なんてありませんが・腐
腐敗は高いところが大好きです。猿とバ●は高いところが好きって言葉を地で逝っております。