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【私はあなたであった。あなたは私になるだろう】
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報告本編(挨拶

ラスベガスの絶叫マシーンもまた、カジノへの客寄せを狙って作られておる。絶叫マシーンに乗るためには、カジノを通らねばならない。所謂、政治的陰謀である。とはいえ、腐敗は前回にも記した通り、より生産的なカネの使い方を目指しておった。従い、カジノには目もくれず、絶叫マシーンに向かった。

最初に乗り込んだのは、腐敗が宿泊しておったニューヨークニューヨークにあるマンハッタンエキスプレス(音に注意)であった。このジェットコースターはホテルの建物を縫うように張り巡らされており、23時まで営業しておる。尚、宿泊初日、時差ボケに苦しみながら床に憑くと、何処からか轟音と共にキャーとかオーマイゴットとか聞こえてきた。一体何の騒ぎかと思っておったら、このジェットコースターの仕業であった。ちっとも眠れやしなかった
さて、カメラの持ち込みは厳禁であったので写真は一切無い。実際はあるのだが無いことにしておく
最高速度は107キロを誇る。出発したら60メートルくらいの高さまで昇って、先ずは40メートルほど体感的にほぼ直滑降。それからループとか急カーブが続く。また一般的なジェットコースターは1分ほどで終わるのだが、これは3分くらい乗り続ける。流石に慣れてくる。景色を愉しむ余裕さえ生まれる。謳い文句通り、摩天楼を縫っておるようでなかなか愉快であった。
総論として、可もなく不可もなくだった。とはいえ、初っ端はチキンになっておったことを諸君に告白しておきたい。だってジェットコースターに乗るのはほぼ10年ぶりだったんだYO!

とまぁ、此処までは前座。数日後、最終日になって本題の絶叫マシーンに乗ることにした。


↑コイツら

体を張る芸人がラスベガスに来たら、必ず乗ることになる絶叫マシーンの数々だ。


到着

その名もストラトスフィアタワー。ストラトスフィア(STRATOSPHERE)とは成層圏を意味するらしい。展望台があるフロアは凡そ地上280メートル。ほう、これが絶叫マシーンの盛り合わせ(彦麻呂風)か。などと見上げておったら、展望台らしきフロアの上からピョコッと何かが出てきた。



乗りたくて仕方なかったエクスクリームっぽい。
ちょっとビビッた。これからアレに乗ろうというのである。



タワーの2階(1階は言わずもがなカジノ)で展望台への切符を買った。そして、いざ最上階に逝ってリタイアしないようにすべくエクスクリームの切符も買った。ホットドッグなどがディスカウントされるようだがそれどころではない。嗚呼、展望台への切符もどの絶叫マシーンも10ドルである。これで自ら死刑執行書にサインしたも同然だ


展望台に到着

早速眼下を眺める。正直10ドルの切符を捨てて、或いは誰かに譲渡して帰りたくなった


死刑執行台への階段

死刑執行台
絶叫マシーンは展望台よりさらに上にある。冗談抜きで乗るかどうか、まずは様子を見ることにした。外に出た瞬間、歓声と悲鳴がこだました


これだよ

身の毛も弥立つシーンが展開しておった。3回ほどどんな動きをするか見ておった。まぁ見る分には問題ない。寧ろ愉快。ただあそこに腐敗が座ると思うと、なんともはや残念な気分になった。
それでも、遂に乗り込む決心を固めた。せめて最前列にならないよう、ある程度人が乗り込んでから切符を手渡した。するとどうだ、奴ら案内するのは最前列なのだ。

おい、ちょっと待て。何故手前から詰めて逝かないのか。そんなことくらい小学校で習っただろう

それでも案内係はニヤニヤして、腐敗を最前列に座らせようとする。どうやら東洋人が乗り込むのは割と珍しいらしい。それで小粋な計らいをしてくれたのかもしれない。が、迷惑千万。とはいえ、これって実は美味しい場面だと思考を切り換えて最前列に座った。直後、さっきの案内係がウガーって腐敗を脅かしてきおった。取り立てて驚きはしなかった。寧ろウガーって言い返したら、向こうがビックリしておった。

が、この所作があとで悲劇を招くことになる

シートベルトの確認をしておったら、オーマイゴットと呟くのが聞こえた。横に座っておるアメリカ人のあんちゃんだった。彼と目が合った。気弱そうなあんちゃんであった。元々白人でタダでさえ白いのに、尚更蒼白になっておるようにも見えた。彼は話しかけてきた(以下日本語で)

これに乗るのは初めて?
そうだ。
僕も初めてだよ、恐ろしい。
(他のを指して)アレには乗らないのかね。
冗談じゃない、ゼッタイに乗らない!

何故こんなヤツが乗っておるのか、しかも最前列なのか。案外、何かの罰ゲームかもしれぬ。色々と思考しておったら、ブシューと油圧か空圧音がした。遂に始動である。


このような動きだった(音に注意)

最初はガチで死ぬかと思った。だって先端はもう何も無いのだ。ストップする装置が逝っておれば、地面に真っ逆さまである。そして地面は瑠璃色に染まるのである。しかし、事前に3回、一連の流れは見ておったので、まぁ耐えることは出来るだろうと思っておったところ、さっきの案内係の仕業であろう。予想外の動きを1回、オマケしてくれたのであるウガーって逆襲したばっかりに、横に座ったおるあんちゃんには気の毒な思いをさせてしまった。

こうして恐怖体験を終え、無事に生還した。慣れた。少なくともそう錯覚した。こうなったらコンプリートしかないと思い、残り2つの切符を求めた。が、生憎、インサニティー(最初の写真右)は強風の為、中止だった。そう告げられ正気に戻った。ふぅ、だったら最も恐ろしいとされるビッグショット(最初の写真中央)も中止であろうなと、高を括った。此処で切符を買う姿勢さえ示せば、乗りたかったのに否残念って構図が出来上がるからである。ところがだよ、

運転中であった

やっぱり要らないとも言えず、そのまま切符を買う羽目になった。ビッグショットは、さらに上の階にあった。余りに恐ろしく、ここからは一枚も写真を撮っておらぬ。着席した瞬間が一番恐ろしかった。何度もシートベルトを確認したものである
ビッグショットは、地上280メートルにある発射台から、50メートルほど打ち上げられる。一気に地上330メートルに達する。東京タワーの天辺に突き刺さるのと同じである。そこからまた一気に40メートルほど自由落下する。そして徐々に振幅は小さくなるが、これを3回繰り返す
乗っておるウチにコツがあることを突き止めた。視界をなるべく遠くに保つのだ。郊外の砂漠でも見ておれば良い。そうすることで視界の移動が少なくなり、恐怖が少しは低減されるのだ。逆に、もっとスリルとか恐ろしさを求めたければ、発射台にいる係員でも見ておれば良い。


とまぁ、色々と愉快に報告してみた。この報告が、後日ラスベガスに逝った諸君の役に立てば幸いである。改めて記しておくが、心臓が弱い諸君はゼッタイこれらに乗るべきではないし、係員とは友好関係を維持しておくべきである。間違っても驚かしてはならない
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