【私はあなたであった。あなたは私になるだろう】
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同じ酒呑みとして謹んで哀悼の意を捧げます。
貴方の訃報に接したとき、驚きを隠すことが出来ませんでした。当初桜金造、否、中川秀直氏が逝去したと思い、驚いていたところ、実は同じ中川でも貴方のほうだと知り、もう一度同じ種類の驚きが直撃しました。
思い返せば、貴方ほど酒呑みとして日本中にその名を馳せた政治家は居ませんでした。
ミレニアム選挙で当選を決めた際、選挙事務所で既に飲酒をしていた貴方は、フラフラしながら万歳している姿を全国に放送され、お茶の間の話題をさらったり、当選ダルマに目を入れる際、酔っ払った勢いで墨の量を誤って黒い涙のようにしてしまい、周囲を慌てさせたという微笑ましいエピソードを残しつつも、自民党の要職や閣僚を歴任し、酒呑みながらデキる男でありました。このことが日本中の酒呑みにどれほどの勇気を与えたかは想像に難くありまえせん。
貴方は保守に徹した政治家として将来を嘱望されておりました。
典型的な農林族議員として知られていた貴方が、小泉政権にて経済産業大臣へ就任したことは事務方から驚きと困惑を以て迎えられましたが、日本の農業に打撃を与えかねない農業作物の自由化が問題となっていた自由貿易協定交渉を巡って、農林族の大物として党内の族議員の反発を抑えつつ、積極的に推進してメキシコ、フィリピンとの合意に至るなど、自由化に反対する族議員とは異なる姿勢を見せました。貴方が単なる利益誘導型の政治家ではないと証明した出来事でした。
財務大臣に就任されて間もない昨年10月に開催されたG7では、IMFに新興・中小国向けの新たな緊急融資制度を設ける構想を提案し、各国から高い評価を受け、実際にIMFからの緊急融資で救済された国もあり、彼らにとって貴方は正に恩人と呼ぶに相応しい存在でありましょう。
さらに外交や安全保障では保守の立場をより鮮明にし、中国や北朝鮮に対する強硬発言が目立っておりました。経済産業大臣時代、中国とのガス田問題では法的・理論的根拠による姿勢を崩さず、中国側の要求する共同開発についても、前提として日中中間線より中国側でも日本側に試掘を認めるよう再三要求し、弱腰が目立つ日本の外交の在り方に一石を投じられました。
また拉致問題に早くから取り組んできた政治家のひとりであり、拉致議連の会長も務め、問題の解決に尽力し、家族会より絶大な信用を得ていたことは周知の通りであります。
このように政治家として着実な歩みを重ね、一昨年には、党内の保守勢力を結集させるべく、真・保守研究会を立ち上げ、一定の影響力を得ることにも成功しました。総理総裁への地均しは確実に進んでおりました。
ところが今夏、政権交代の嵐と、酒に呑まれました。
彼の酩酊会見が致命傷となったと見る趣がありますが、あれっくらいの酩酊っぷりは、あの会見以前にも数多く遺しているのであります。
2004年の小泉政権時の内閣改造では、経済産業省を去った後、別の場所で飲酒をしていたところ、再任されて慌てて首相官邸に向かい、酔っ払ったまま初閣議に臨んだり、
2005年、地元で開催された後援会のパーティーの席上、既に酩酊状態だった貴方は、まともなスピーチが出来ず、某首長より一喝されたり、
2008年にスペイン国王を迎えて開催された天皇・皇后主催の晩餐会にて、奥様より制止されても暴飲を続け、東宮大夫の某氏に対し、「水問題について皇太子殿下もお詳しいと聞いたので是非お話しさせていただく機会がほしい」と絡んだところ、素っ気なく「無理」と返されたことに対して激怒した挙げ句「分かった、帰る!」と大声で怒鳴ったり、
と、数多の伝説で彩られているのであります。
とはいえ、政治家としては有能であった貴方のことだから、呑み過ぎることの恐ろしさを世の酒呑みに警鐘を鳴らしていた、と考えるのは穿ち過ぎなのでしょうか。
酒には強く、呑まれることは稀有と聞いておりましたが、同時に重圧に弱く、酒に頼る一面もあったとも聞いております。即ち酒で失敗したときは、それだけの重圧があるからで、逆に言えばそれが貴方の人間臭いところと言えば、詩的過ぎるのでしょうか。
ともあれ、貴方が肉体という名の枷から解放され、願わくば、アル中も、肝臓疾患も、世間体への配慮も無い冥界にて、心ゆくまで酒を愉しまれんことを。
貴方の訃報に接したとき、驚きを隠すことが出来ませんでした。当初桜金造、否、中川秀直氏が逝去したと思い、驚いていたところ、実は同じ中川でも貴方のほうだと知り、もう一度同じ種類の驚きが直撃しました。
思い返せば、貴方ほど酒呑みとして日本中にその名を馳せた政治家は居ませんでした。
ミレニアム選挙で当選を決めた際、選挙事務所で既に飲酒をしていた貴方は、フラフラしながら万歳している姿を全国に放送され、お茶の間の話題をさらったり、当選ダルマに目を入れる際、酔っ払った勢いで墨の量を誤って黒い涙のようにしてしまい、周囲を慌てさせたという微笑ましいエピソードを残しつつも、自民党の要職や閣僚を歴任し、酒呑みながらデキる男でありました。このことが日本中の酒呑みにどれほどの勇気を与えたかは想像に難くありまえせん。
貴方は保守に徹した政治家として将来を嘱望されておりました。
典型的な農林族議員として知られていた貴方が、小泉政権にて経済産業大臣へ就任したことは事務方から驚きと困惑を以て迎えられましたが、日本の農業に打撃を与えかねない農業作物の自由化が問題となっていた自由貿易協定交渉を巡って、農林族の大物として党内の族議員の反発を抑えつつ、積極的に推進してメキシコ、フィリピンとの合意に至るなど、自由化に反対する族議員とは異なる姿勢を見せました。貴方が単なる利益誘導型の政治家ではないと証明した出来事でした。
財務大臣に就任されて間もない昨年10月に開催されたG7では、IMFに新興・中小国向けの新たな緊急融資制度を設ける構想を提案し、各国から高い評価を受け、実際にIMFからの緊急融資で救済された国もあり、彼らにとって貴方は正に恩人と呼ぶに相応しい存在でありましょう。
さらに外交や安全保障では保守の立場をより鮮明にし、中国や北朝鮮に対する強硬発言が目立っておりました。経済産業大臣時代、中国とのガス田問題では法的・理論的根拠による姿勢を崩さず、中国側の要求する共同開発についても、前提として日中中間線より中国側でも日本側に試掘を認めるよう再三要求し、弱腰が目立つ日本の外交の在り方に一石を投じられました。
また拉致問題に早くから取り組んできた政治家のひとりであり、拉致議連の会長も務め、問題の解決に尽力し、家族会より絶大な信用を得ていたことは周知の通りであります。
このように政治家として着実な歩みを重ね、一昨年には、党内の保守勢力を結集させるべく、真・保守研究会を立ち上げ、一定の影響力を得ることにも成功しました。総理総裁への地均しは確実に進んでおりました。
ところが今夏、政権交代の嵐と、酒に呑まれました。
彼の酩酊会見が致命傷となったと見る趣がありますが、あれっくらいの酩酊っぷりは、あの会見以前にも数多く遺しているのであります。
2004年の小泉政権時の内閣改造では、経済産業省を去った後、別の場所で飲酒をしていたところ、再任されて慌てて首相官邸に向かい、酔っ払ったまま初閣議に臨んだり、
2005年、地元で開催された後援会のパーティーの席上、既に酩酊状態だった貴方は、まともなスピーチが出来ず、某首長より一喝されたり、
2008年にスペイン国王を迎えて開催された天皇・皇后主催の晩餐会にて、奥様より制止されても暴飲を続け、東宮大夫の某氏に対し、「水問題について皇太子殿下もお詳しいと聞いたので是非お話しさせていただく機会がほしい」と絡んだところ、素っ気なく「無理」と返されたことに対して激怒した挙げ句「分かった、帰る!」と大声で怒鳴ったり、
と、数多の伝説で彩られているのであります。
とはいえ、政治家としては有能であった貴方のことだから、呑み過ぎることの恐ろしさを世の酒呑みに警鐘を鳴らしていた、と考えるのは穿ち過ぎなのでしょうか。
酒には強く、呑まれることは稀有と聞いておりましたが、同時に重圧に弱く、酒に頼る一面もあったとも聞いております。即ち酒で失敗したときは、それだけの重圧があるからで、逆に言えばそれが貴方の人間臭いところと言えば、詩的過ぎるのでしょうか。
ともあれ、貴方が肉体という名の枷から解放され、願わくば、アル中も、肝臓疾患も、世間体への配慮も無い冥界にて、心ゆくまで酒を愉しまれんことを。
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近日中にCSSのリニューアルを目論むも、やる気が出るかどうかは疑問。
近日中にCSSのリニューアルを目論むも、やる気が出るかどうかは疑問。
今度こそ銀週間に主催した鼻から出るくらいうどんを喰わすオフの記事を纏めようとしたところ、違うことを記したくなった政治的陰謀(挨拶
先週の土曜(9月26日)のこと。TX系列で放送しておる緩ーい旅番組を観ておった。このテの番組は良い。ドラマやバラエティのように齧り憑いておかんと、内容が分からなくなるってことが無いからである。つまりお茶の間でBGM的に使うには最適なのだ。尤も晩飯を喰いながら観ると、
明らかに向こうのほうが豪華なのを喰っておるので、何だか切なくなるのが欠点である。
それで何処かを旅しておる誰か(←覚えておらんところがこのテの番組に対する姿勢が如実に表れておる)が、美味そうにサバの刺身を食っておった。それを観ておったら、数年前大分で喰った関アジ・関サバのことを思い出し、急に喰いたくなった。折しも相方から、サバの刺身喰ったことないYOとの発言。
何だお前、喰ったことないのか。
無いYO。ちゅうか、いっつも自分ばっかりイイの喰ってるやん。
こればっかりは仕方ないことだが、日本国内どころか、世界中を彼方此方彷徨っておる都合上、腐敗のほうが俄然グルメなのである。諸君が喰ったことないのもムシャムシャ喰っておるはずだ。それ故、喰ったことないのか。といった会話が為される場合、大抵、相方は喰ったことない、自分ばっかりイイの喰って。と返すことになるのである。
じゃ、折角だから喰いに逝くか。大分まで。明日は6時頃起床な。
ちょっっ
腐敗が旅立つときは、87%の確率で今日の明日で決まる。
早速、床に就く準備をしておったら、同じ豊予海峡で泳いでおるアジ・サバなのに、大分で水揚げすればとんでもなく高価で、愛媛で水揚げすれば、普通のアジ・サバの値段である。ってことを思い出した。
確証を得る為ネットで調べると、対岸の大分に対抗して、岬(はな)アジ・岬(はな)サバと名付けられ、ブランド魚になっておるではないか。いつの間に。
それでも、関アジ・関サバより安いことが判明し、魚の差額分、及び往復のフェリー代金が節約出来るってことで、三崎のほうへ喰いに逝くことにした。ついでに早起きが滅法苦手なので丁度良いしな。
翌朝、9時過ぎに出発した。片道250キロの旅である。
若くないから、休みつつかっ飛ばしを繰り返した。かっ飛ばした速度については、知らなくて良い。12時半、目的地に到着した。
メニューを見ると、伊勢エビとかアワビとかが目白押しだった。とはいえ、サバ刺しが目的なのでその他には目もくれず最もリーズナブルな定食を探すものの、サバ刺しをメインとした定食がない。単品でお造りならあるが1470円もする。
しかも7切れぽっちしかない。
やむを得ず、一番安い刺身定食ふたつとサバ刺しひとつを注文し、サバ刺しは分け合うことにした。
久々のサバ刺しは実に美味であった。生で喰うような魚ではないので珍味の部類でもある。サバは殺したてで無ければ雑菌が湧いて生では喰えぬ故、刺身=死にたてなのだが、死にたての魚特有のコリコリとかプリプリした食感は無い。寧ろしっとりしておる。また他の魚と同様、腹側は脂が良く乗っておるが、程良い脂でカンパチなどより喰い易い。
非常にお勧めなので、恋人やご家族などとお誘い合わせの上、何処が最寄りの喰える場所なのか調べて逝くと良い。とはいえ、生牡蠣と同様、体調の悪いときに喰ったら残念なことになるかもしれぬ。嗚呼それと、7切れのサバ刺しのうち、
無論、相方に4切れ喰わせたとも。
先週の土曜(9月26日)のこと。TX系列で放送しておる緩ーい旅番組を観ておった。このテの番組は良い。ドラマやバラエティのように齧り憑いておかんと、内容が分からなくなるってことが無いからである。つまりお茶の間でBGM的に使うには最適なのだ。尤も晩飯を喰いながら観ると、
明らかに向こうのほうが豪華なのを喰っておるので、何だか切なくなるのが欠点である。
それで何処かを旅しておる誰か(←覚えておらんところがこのテの番組に対する姿勢が如実に表れておる)が、美味そうにサバの刺身を食っておった。それを観ておったら、数年前大分で喰った関アジ・関サバのことを思い出し、急に喰いたくなった。折しも相方から、サバの刺身喰ったことないYOとの発言。
何だお前、喰ったことないのか。
無いYO。ちゅうか、いっつも自分ばっかりイイの喰ってるやん。
こればっかりは仕方ないことだが、日本国内どころか、世界中を彼方此方彷徨っておる都合上、腐敗のほうが俄然グルメなのである。諸君が喰ったことないのもムシャムシャ喰っておるはずだ。それ故、喰ったことないのか。といった会話が為される場合、大抵、相方は喰ったことない、自分ばっかりイイの喰って。と返すことになるのである。
じゃ、折角だから喰いに逝くか。大分まで。明日は6時頃起床な。
ちょっっ
腐敗が旅立つときは、87%の確率で今日の明日で決まる。
早速、床に就く準備をしておったら、同じ豊予海峡で泳いでおるアジ・サバなのに、大分で水揚げすればとんでもなく高価で、愛媛で水揚げすれば、普通のアジ・サバの値段である。ってことを思い出した。
確証を得る為ネットで調べると、対岸の大分に対抗して、岬(はな)アジ・岬(はな)サバと名付けられ、ブランド魚になっておるではないか。いつの間に。
それでも、関アジ・関サバより安いことが判明し、魚の差額分、及び往復のフェリー代金が節約出来るってことで、三崎のほうへ喰いに逝くことにした。ついでに早起きが滅法苦手なので丁度良いしな。
翌朝、9時過ぎに出発した。片道250キロの旅である。
若くないから、休みつつかっ飛ばしを繰り返した。かっ飛ばした速度については、知らなくて良い。12時半、目的地に到着した。
メニューを見ると、伊勢エビとかアワビとかが目白押しだった。とはいえ、サバ刺しが目的なのでその他には目もくれず最もリーズナブルな定食を探すものの、サバ刺しをメインとした定食がない。単品でお造りならあるが1470円もする。
しかも7切れぽっちしかない。
やむを得ず、一番安い刺身定食ふたつとサバ刺しひとつを注文し、サバ刺しは分け合うことにした。
久々のサバ刺しは実に美味であった。生で喰うような魚ではないので珍味の部類でもある。サバは殺したてで無ければ雑菌が湧いて生では喰えぬ故、刺身=死にたてなのだが、死にたての魚特有のコリコリとかプリプリした食感は無い。寧ろしっとりしておる。また他の魚と同様、腹側は脂が良く乗っておるが、程良い脂でカンパチなどより喰い易い。
非常にお勧めなので、恋人やご家族などとお誘い合わせの上、何処が最寄りの喰える場所なのか調べて逝くと良い。とはいえ、生牡蠣と同様、体調の悪いときに喰ったら残念なことになるかもしれぬ。嗚呼それと、7切れのサバ刺しのうち、
無論、相方に4切れ喰わせたとも。
銀週間に主催した鼻から出るくらいうどんを喰わすオフの記事を纏めようとしたところ、自宅にデジカメを忘れて来た政治的陰謀(挨拶
そんなワケでDQNじゃなかった、DQ9に纏わる話、というかRPG全般に纏わる話をひとつ。
RPGといえば大抵の場合、大魔王様が世界(人間界)征服の野望に燃え、着々と進行させておったところに、勇者(プレイヤー)が登場し、大魔王様の野望を挫く。といったストーリーが展開される。
それで、毎回毎回RPGに挑む度、思うのだが、どうしてああも侵略が遅いのか。勇者が現れたと解るや否や、大魔王様の本拠地を守る魔物を向かわせて、フルボッコにすれば前途洋々なのに。
これをゴレンジャーが自己紹介している間、迫撃砲で殺害する理論という。
この疑問に正面から向き合い考察した結果、大魔王様とその配下は人間なぞ比較にならんほど、長生きするから。との結論に至ったのである。生きる時間が長くなれば、人生設計(正確には魔生設計)も長いスパンを置くもの。年金の受給年齢が遅くなるのに併せて、生命保険の払い込みを早く済ますのと似ておるな。
そんなワケで、大魔王様にしてみれば、特別侵略を遅くしておるのでは無いのである。
*************
ではこれより、定期戦略会議を始める。それじゃ先ず、西部戦線の悪魔神官君。
ははっ、我々が制圧を進めている西部戦線では、大海原がひとつドカンとあるところに着目し、沿岸の諸都市を行き来する商船に対し、通商破壊を展開しておるところであります。此処へは魔道士を配し、魔力を以て嵐を巻き起こし、船々をビシバシと沈めております。さらに生き残った人間どもも、ヘルダイバー数匹で以てことごとく命を奪っております。この作戦が功を奏し、沿岸の諸都市を結ぶ航路は縮小の一途で、昨年と比べ、2.4%の経済的打撃を与えております。
イイじゃんイイじゃん。その調子で頑張って。俺様は心配してたんだよ。だって、去年はあんまり成果が出てなかったじゃん。だから今年の報告次第では、方針を変えようと思ってたんだよ。
まさか、大魔王様に間違いなどあろうはずが。
兎に角安心したよ。何十年か経って、あの辺の人間どもが石器時代に戻って原始人みたいな生活をおくっていると思うとワクワクするね。はい、じゃ次。東部戦線のスカイドラゴン君。
はっ、我らが東部戦線では、ローレ●ア大陸に点在する都市を結ぶ幹線道に狙いを絞り、そこはかとなく道路の破壊、並びに馬車などの襲撃をしております。
そこはかとなく? もっと大胆にやんなよ。【らんどいんぱくとーぉっ】みたいなのとか。
否、そこはかとなくやるほうが、愚かな人間どもは、こないだの被害くらいなら、俺ってイケるんじゃね?って勘違いするもので。それに【らんどいんぱくとーぉっ】ってやってしまうと、配下の魔術師どもが魔力使いすぎで、ぶっ倒れて過労死し、我々の損害も無視出来ません。
嗚呼、なるほどね。じゃ、君にその辺は任せるよ。で、成果のほうはどうなってるの?
はっ、ロー●シア王国では道路の修復に多額の費用を要しており、前年比で、6%ほど財政赤字が膨らんでおります。さらに、隣国サマルト●ア王国では道路の整備もおぼつかず、商人どもは道路の荒廃と命の危険から、商売への気概を失いつつあります。
やったじゃん。大戦果だよ、だ い せ ん か 。もっと道路が寸断されて、樹木が生い茂れば、暗黒の中世逆戻りだよ。この調子を維持して頑張って。それじゃ、次は南部戦線の土嚢ぶくr、じゃなかったドロザラー君。
:&'#$!"´_・:+}`|~={*
人間語でイイから。
これは失礼いたしました、大魔王様。普段会話をしないものでして。
仕方ないよ、その土嚢袋っぷりなら。じゃ、報告を訊こうか。
はっ、我が南部戦線は、一昨年大魔王様よりお預かりした軍隊ガニ1個師団を送り込み、人間どもを襲わせていたのですが、これが芳しくありません。
去年まで、好成績だったじゃん。どうして良くないのさ。
はっ、連中、喰ったら美味いことを知ったようでして。サ●ンオサの兵士が試しに喰ったところ、美味であることが、瞬く間に国中に広まり、今じゃ町単位で狩猟団を結成している始末。これをご覧ください。主婦向けの雑誌にも軍隊ガニの調理法が特集で組まれるほどでして。
軍隊ガニのソテー、ムーン●ルク王女風とか美味そうだな。今夜のディナーはこれで決まりだ。おい、コックに伝えておけ。それと、魔王宮に一番乗りした軍隊ガニに特別の褒賞を与えると触れ回れ。其奴を材料にしろ。
大魔王様より、お預かりした軍隊ガニをこのような形で失うとは申し訳ございません。
イイよイイよ。他の方面じゃイイ成績上げてるから。トータルでは勝ってるし。とはいえ、新しい作戦の提案書を纏めといて。それじゃ最後に、北部戦線の金色狼君と言いたいところだが、何でこの大事な席を遅刻するかな。彼奴、イイ成果上げてないからお腹痛いってことにしてねぇだろうな。
大魔王様、それがつい先日、城に闖入した不審者に殺害されたとのことです。
えーっ!! そうなの? なんだか物騒だなぁ。ま、代わりの司令官を人選、じゃなかった魔選しておくよ。そしたら、諸君もぶっ殺されたりしないように気をつけてね。では、散会。嗚呼、それと今夜は諸君と夕食を共にしたいから、19時までに殺戮の間に集合してね。
*************
とまぁ、このような会議を年に一度ペースで開催しておるのであろう。それと言うまでもなく、金色狼君を血祭りに上げたのは、後の勇者である。それなのにこのようなリアクションしか採らぬとは、恐るべきは大魔王様の寿命であるな。だ か ら 、
軍隊ガニを派遣するくらいなら、もっとおっかないのを勇者のところへ送り込めって言ってるのに。
そんなワケでDQNじゃなかった、DQ9に纏わる話、というかRPG全般に纏わる話をひとつ。
RPGといえば大抵の場合、大魔王様が世界(人間界)征服の野望に燃え、着々と進行させておったところに、勇者(プレイヤー)が登場し、大魔王様の野望を挫く。といったストーリーが展開される。
それで、毎回毎回RPGに挑む度、思うのだが、どうしてああも侵略が遅いのか。勇者が現れたと解るや否や、大魔王様の本拠地を守る魔物を向かわせて、フルボッコにすれば前途洋々なのに。
これをゴレンジャーが自己紹介している間、迫撃砲で殺害する理論という。
この疑問に正面から向き合い考察した結果、大魔王様とその配下は人間なぞ比較にならんほど、長生きするから。との結論に至ったのである。生きる時間が長くなれば、人生設計(正確には魔生設計)も長いスパンを置くもの。年金の受給年齢が遅くなるのに併せて、生命保険の払い込みを早く済ますのと似ておるな。
そんなワケで、大魔王様にしてみれば、特別侵略を遅くしておるのでは無いのである。
*************
ではこれより、定期戦略会議を始める。それじゃ先ず、西部戦線の悪魔神官君。
ははっ、我々が制圧を進めている西部戦線では、大海原がひとつドカンとあるところに着目し、沿岸の諸都市を行き来する商船に対し、通商破壊を展開しておるところであります。此処へは魔道士を配し、魔力を以て嵐を巻き起こし、船々をビシバシと沈めております。さらに生き残った人間どもも、ヘルダイバー数匹で以てことごとく命を奪っております。この作戦が功を奏し、沿岸の諸都市を結ぶ航路は縮小の一途で、昨年と比べ、2.4%の経済的打撃を与えております。
イイじゃんイイじゃん。その調子で頑張って。俺様は心配してたんだよ。だって、去年はあんまり成果が出てなかったじゃん。だから今年の報告次第では、方針を変えようと思ってたんだよ。
まさか、大魔王様に間違いなどあろうはずが。
兎に角安心したよ。何十年か経って、あの辺の人間どもが石器時代に戻って原始人みたいな生活をおくっていると思うとワクワクするね。はい、じゃ次。東部戦線のスカイドラゴン君。
はっ、我らが東部戦線では、ローレ●ア大陸に点在する都市を結ぶ幹線道に狙いを絞り、そこはかとなく道路の破壊、並びに馬車などの襲撃をしております。
そこはかとなく? もっと大胆にやんなよ。【らんどいんぱくとーぉっ】みたいなのとか。
否、そこはかとなくやるほうが、愚かな人間どもは、こないだの被害くらいなら、俺ってイケるんじゃね?って勘違いするもので。それに【らんどいんぱくとーぉっ】ってやってしまうと、配下の魔術師どもが魔力使いすぎで、ぶっ倒れて過労死し、我々の損害も無視出来ません。
嗚呼、なるほどね。じゃ、君にその辺は任せるよ。で、成果のほうはどうなってるの?
はっ、ロー●シア王国では道路の修復に多額の費用を要しており、前年比で、6%ほど財政赤字が膨らんでおります。さらに、隣国サマルト●ア王国では道路の整備もおぼつかず、商人どもは道路の荒廃と命の危険から、商売への気概を失いつつあります。
やったじゃん。大戦果だよ、だ い せ ん か 。もっと道路が寸断されて、樹木が生い茂れば、暗黒の中世逆戻りだよ。この調子を維持して頑張って。それじゃ、次は南部戦線の土嚢ぶくr、じゃなかったドロザラー君。
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人間語でイイから。
これは失礼いたしました、大魔王様。普段会話をしないものでして。
仕方ないよ、その土嚢袋っぷりなら。じゃ、報告を訊こうか。
はっ、我が南部戦線は、一昨年大魔王様よりお預かりした軍隊ガニ1個師団を送り込み、人間どもを襲わせていたのですが、これが芳しくありません。
去年まで、好成績だったじゃん。どうして良くないのさ。
はっ、連中、喰ったら美味いことを知ったようでして。サ●ンオサの兵士が試しに喰ったところ、美味であることが、瞬く間に国中に広まり、今じゃ町単位で狩猟団を結成している始末。これをご覧ください。主婦向けの雑誌にも軍隊ガニの調理法が特集で組まれるほどでして。
軍隊ガニのソテー、ムーン●ルク王女風とか美味そうだな。今夜のディナーはこれで決まりだ。おい、コックに伝えておけ。それと、魔王宮に一番乗りした軍隊ガニに特別の褒賞を与えると触れ回れ。其奴を材料にしろ。
大魔王様より、お預かりした軍隊ガニをこのような形で失うとは申し訳ございません。
イイよイイよ。他の方面じゃイイ成績上げてるから。トータルでは勝ってるし。とはいえ、新しい作戦の提案書を纏めといて。それじゃ最後に、北部戦線の金色狼君と言いたいところだが、何でこの大事な席を遅刻するかな。彼奴、イイ成果上げてないからお腹痛いってことにしてねぇだろうな。
大魔王様、それがつい先日、城に闖入した不審者に殺害されたとのことです。
えーっ!! そうなの? なんだか物騒だなぁ。ま、代わりの司令官を人選、じゃなかった魔選しておくよ。そしたら、諸君もぶっ殺されたりしないように気をつけてね。では、散会。嗚呼、それと今夜は諸君と夕食を共にしたいから、19時までに殺戮の間に集合してね。
*************
とまぁ、このような会議を年に一度ペースで開催しておるのであろう。それと言うまでもなく、金色狼君を血祭りに上げたのは、後の勇者である。それなのにこのようなリアクションしか採らぬとは、恐るべきは大魔王様の寿命であるな。だ か ら 、
軍隊ガニを派遣するくらいなら、もっとおっかないのを勇者のところへ送り込めって言ってるのに。
皆様に生暖かく見守られ、日々弛まぬ精進を積み重ねた末、過日、ひとつの節目を迎えました。
目下、
魔法戦士Lv99←主人公
武闘家Lv99
僧侶Lv99
賢者Lv99
と、全員がその道を極め、しかも、
■魔法戦士(主人公)
スーパースターLv73
旅芸人Lv44
魔法使いLv40
戦士Lv14
■武闘家
バトルマスターLv99
戦士Lv49
魔法戦士Lv33
パラディンLv11
■僧侶
パラディンLv49
盗賊Lv40
賢者L27
■賢者
戦士Lv85
魔法戦士Lv32
僧侶Lv10
盗賊Lv10
てな具合に、様々な職業も極めつつあります。これらも偏に、我々の成長のため、犠牲となったメタルキング一党のお陰であります。
彼らの功績を称え、且つ、彼らの霊を慰めるべく、此処に英霊たちを祀ります。ついでに、これまで殺戮の憂き目にあった諸モンスターも合祀いたします。
そして、犠牲になったメタルキング一党を見捨て、噂に違わぬ駿足で逃げ果せた同数以上のメタルキングどもを必ずや血祭りに上げ、この裏切り者どもを犠牲となったメタルキング一党の墓前に供える所存でございます。どうか安心しておねむりください。
後半部分、若干弔辞っぽくなりましたが、Over300を祝し、記念の言葉に代えさせていただきます。
目下、
魔法戦士Lv99←主人公
武闘家Lv99
僧侶Lv99
賢者Lv99
と、全員がその道を極め、しかも、
■魔法戦士(主人公)
スーパースターLv73
旅芸人Lv44
魔法使いLv40
戦士Lv14
■武闘家
バトルマスターLv99
戦士Lv49
魔法戦士Lv33
パラディンLv11
■僧侶
パラディンLv49
盗賊Lv40
賢者L27
■賢者
戦士Lv85
魔法戦士Lv32
僧侶Lv10
盗賊Lv10
てな具合に、様々な職業も極めつつあります。これらも偏に、我々の成長のため、犠牲となったメタルキング一党のお陰であります。
彼らの功績を称え、且つ、彼らの霊を慰めるべく、此処に英霊たちを祀ります。ついでに、これまで殺戮の憂き目にあった諸モンスターも合祀いたします。
そして、犠牲になったメタルキング一党を見捨て、噂に違わぬ駿足で逃げ果せた同数以上のメタルキングどもを必ずや血祭りに上げ、この裏切り者どもを犠牲となったメタルキング一党の墓前に供える所存でございます。どうか安心しておねむりください。
後半部分、若干弔辞っぽくなりましたが、Over300を祝し、記念の言葉に代えさせていただきます。