貧しさ故

昨日、残業初めを実施した。今日も残業である。新年早々残業染めな日々（挨拶

昨日の残業の残業は突如としたことだった。直ぐさま、飯は不要。と相方に連絡した。これをやっておかねば、あとでそりゃあ末恐ろしいことになるからである。
ところが、家に電話をしても、相方のケータイに電話をしても、一向に出てこない。また何かの嫌がらせか。将又、遂に干されたか。などと思いつつ、何度か相方のケータイに連絡をしておったら、ようやく出たのである。

どうやら、まだ干されておらんらしい。

で、相方と話をしておったら、電話口の向こうより、お子様の声が聞こえてくる。ぁあ、ヤツの家に邪魔しておったのか。ヤツとはぽりさんの天敵である。まだ幼子だが、良い根性をしておりヤツ自身より遥かに巨体のぽりさんに、平然と挑む。しかも幼子のやることだから、ぽりさんですら、まったくヤツの動きの予想出来ない。従い、大人の相手をするよりバテるのが早いのである。初対面のときなんか、

旦那、帰りましょう。こんなヤツの相手、もう沢山です。

と、訴えるような目で腐敗を見ておったな。

さて、ヤツの母親は、相方と同郷の友人だ。この秋だったか、旦那の転勤で高松に引っ越してきた。元々相方も高松が異郷故、近しい友人が少なく、彼女の引っ越しは喜ばしいニュースだったに違いない。
ヤツの母親も当然、友人は相方しか居らず、しかも旦那の帰りが遅いモンだから、相方はよく遊びに逝っておるのだ。そして、昨日もご多分に漏れず、そうだった。

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飯は不要。君はそこでゴチになれば良いではないか。

ええ！

遠慮せず馳走になり給え。どうせ旦那も帰っておらんのだろう。食卓を賑わせ給え。第一ウチの食費が浮いて得ではないか。

そんな不躾なこと。仮に言うとしても、私が言わないかんので。

君なら出来る。

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とまぁ、このような遣り取りの後、電話を切った。相方は幸いにも、食事にありつけたらしい。何しろ腐敗家は、毎日、喰うにも困っておるのだ。彼女は実に有難い存在といえよう。この調子で今後【逝けばタダ飯】になることを願っておる。尚、これでタダ飯は通算2回目。


最早、既成事実化も目前である。