【私はあなたであった。あなたは私になるだろう】
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【重要なお知らせ】
今日の腐日記は食後とかに読んだほうが吉です。
R-15指定にすべきか悩んだほどです(挨拶
今日の腐日記は食後とかに読んだほうが吉です。
R-15指定にすべきか悩んだほどです(挨拶
今日はドラスティックな1日であった。
今朝、出社していつものようにシャッターを開けた。で、4枚目のシャッターを開けたときである。シャッターの骨材の根元付近で、何やら白い物体が蠢いておる。注視したところ、ウジだった。しかもかなり大きく丸々と肥えておる。
そういえば、数日前より会社の前で、腐敗臭が漂うことがあった。このウジのせいか。
と、同時にイヤな予感がした。ウジがたった1匹でノウノウと居るはずがないのだ。骨材の根元を棒っきれで穿ってみたところ、案の定、ウジが出るわ出るわ。10匹やそこらではない。優に100匹単位である。
か弱い乙女ならば、失神するようなシーンが、腐敗の眼前で展開しておった。
しかしながら、腐敗は乙女ではない。アメリカのソープドラマよろしく、軽く肩をすくませ、Hummmmと吐いた。で、そのまま立ち上がり、殺虫剤を取りに事務所に入った。10秒くらいの時が流れた。腐敗が現場に戻ると、ウジの集団は、たった10秒の間にウナウナと活動範囲を広めておるではないか。乙女ではない腐敗とて、流石にゾクリとした。これ以上させるか。と殺虫剤を噴霧。少し身悶えながら、ウジは次々と昇天していった。ところが骨材から、まだネタ切れしていませんZEといわんがばかりに、ウジは湧いてくる。元を断たねば話にならぬと、骨材の根元に直接噴霧した。暫くしてある程度収まった。
ところが真の惨劇はこれからだった。
まさか他には居るまいと、思いながらも、念のため他の骨材の根元を見たところ、さっきまで居なかったウジどもがウナウナと蠢いておるではないか。骨材は全部で4本ある。その総てがウジどもの住処と化したおったのだ。とても現有戦力(殺虫剤)のみでは対処出来ぬ。ちと考えて、水攻めをすることにした。
事務所から遙々ホースを伸ばして、骨材の根元に向け、攻撃を開始。すると、これまた出るわ出るわ。本当に数百匹単位の話である。もうね、弁当をぶち撒いてご飯粒が四散したみたい。しかも、水攻めをしたとはいえ、単に住処からご退去いただいたに過ぎない。
皆様、未だ健在なのだ。
道路や狭い敷地に散らかったウジどもを、1匹ずつ丁寧に踏み潰していく。既に水浸しで、殺虫剤が使えないからである。
でだ、諸君。ウジの潰し方にはコツがある。ウジは思いの外、弾力があるようで、ただ踏みつけるだけでは潰れないのだ。腐敗が実戦(実践ではない。実戦である)で得た経験からいえば、踏みつけると、ウジは丸くなり弾力性を最大限に高めるらしい。しかも暫くの間、その体勢を維持する。で、踏みつけた人間は丸く動かなくなったウジを見て、やれやれ死んだわいと思い、その場から立ち去る。それを見計らって、ウジは再び活動を開始する。
まさにウジ虫野郎というに相応しく、小賢しい策を弄するのだ。
というワケで諸君。ウジを踏み殺すならば、内容物が出たのを確認するまでしっかりと踏み締め給え。ないしは踏み締めてそのまま、大根でも摺り下ろすように、足をズルッと動かし給え。
水攻めを始めて、2時間ほど経過し、大凡のウジを始末した。今度こそやれやれと思っていたときである。冒頭でも触れたが、あの腐敗臭が再び漂ってくるではないか。ウジを殆ど壊滅せしめたというのに、未だに匂うということは、何処かに何かの死骸があると思うのが自然である。
そのまま、腐敗臭の漂うほうへ足を進めた。どうやら臭いは事務所が入っておるビルと、お隣のビルの間からっぽい。恐る恐る覗き込むと、金持ちのオバハンが首に巻いてそうな毛皮が横たわっておった。奥に目を遣ると、尻尾らしきが見えた。
猫っぽい。
どうやら、腐敗臭の原因はコイツらしい。早速保健所に連絡し、回収を依頼した。しかしだ。連中は隙間が狭すぎて回収出来んと言いやがる。この税金泥棒めが。と言いかけたのを押さえた。確かにビルの隙間は10センチもない。ビルの裏は開けているが、その裏も建て込んでおり、とても人間が入る余地なぞない。こりゃ、ミイラになるまで辛抱するしかないですな、はっはっは。保健所の連中は他人事モード全開で、そう宣った。やはり税金泥棒であった。
猫も猫だ。幾ら死んだ姿を隠す習性があるとはいえ、回収出来ない場所で死ぬのは良くない。もうちょっと先々のことまで考えて、死に場所を決めて欲しい。
結局、これといった対処法も見当たらず、放置しか道はあるまいと覚悟を決めておる。嗚呼、覚悟を決めたのは腐敗臭に対してではない。恐らくもう一度あるであろう
ウジ虫野郎どもとの戦いに対してである。
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