【私はあなたであった。あなたは私になるだろう】
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ウガー(挨拶
昨日の夜、夕食を作ろうとしない相方が、鮨喰いに逝こう、鮨。というので回る鮨屋へ逝った。彼の店は鮨ネタならば何を喰っても一皿100円という、何とも懐に優しい鮨屋である。ふたりでたらふく喰っても2000円ちょっとで済む故、ヘタにトンカツだのパスタだの喰うより安く上がってしまう。しかもネタも豊富で切れもでかいことから、鮨=彼の店と決まっておった。
そう、おった(過去形
彼の店はその激安ぶりで、休日の夕食時には腐敗家のような夕食の支度をボイコットした主婦に率いられた家族で満卓になるのも珍しくない。そこで割と早めに出掛けたのだが、やっぱり既に満卓であった。それでも待つこと暫し。2名でお越しの腐様ーっ。と呼ばれて、席まで案内されて着席した。すると、何やら生臭い残念な香りが漂っておった。備え憑けの手拭きでテーブルを一拭きすると真っ茶色に染まった。新しい手拭きで拭ってもまだ茶色い。さらに新しい手拭きで拭うとようやく色が憑かなくなった。と同時に残念な香りも消えた。
ちゃんと拭いておるのか。
少々不愉快になったものの、気を取り直していざ喰おうとした。ところが今度は美味そうなネタがちっとも流れて来ない。どれも乾いておったり、どす黒いウニとかくだらないネタのオンパレードだった。それでも、何か美味そうなネタは来ないのかと待っておったら、ネタとシャリが分離してセパレートになっておったり、コンベアに焼肉のタレみたいなのがベットリ憑いておったり、その上をカッパ巻きが転がっておったり、ネタを保管するためのトレイがタコとともに流れてきたりと、食欲を無くすには十分なネタがわんさとやって来おったのである。
食欲が無くなるのと反比例して怒りが増大していった。
これでかなり不愉快になったものの、直接注文して喰えば良いじゃねえかと、再度気を取り直し、マグロと生エビを注文。暫くしてやって来たかと思いきや、マグロしか来ねぇ。
怒りは頂点に達した。
相方も一皿しか喰っておらなんだ。もう何皿か喰うつもりだったのだろうが、腐敗の表情がみるみる般若になって逝くのを見て、オロオロしつつ何時爆発するのかドキドキして見ておったのであろう。腐敗はもう帰ると叫び、席を立った。お会計は210円だった。とても鮨屋のレシートとは思えない額だ。店を出てから、二度と逝かないことを誓った。
さて、誓ったは良いがすっかり腹が減ってしまった。こんな時間で他の回る鮨屋に逝っても、満卓でそう直ぐには喰えないであろう。だが鮨は喰いたい。というか、この怒りはどうしても鮨を喰わなければ収まりそうにもなかった。しかも高い鮨を喰わなければ口直しはとても出来ないと思えた。それで向かったのが、腐敗が幼少の砌から慣れ親しんでおる回らない鮨屋である。
此処は小さい店で、割とリーズナブルながら美味い。今回は小鯛の昆布締めと、近海本マグロが絶品であった。着席して暫し。鮨を握っておる大将にさっきの店を話したら、それじゃその分ウチは儲かるんですね、ありがとうございます。と返された。それをさらに返した。
まぁな。そして腐敗家は当初想定していたより、5倍くらい高い鮨を喰うことになったのだが。
悔し紛れとはいえ、やり過ぎたかもしれんな、諸君。
昨日の夜、夕食を作ろうとしない相方が、鮨喰いに逝こう、鮨。というので回る鮨屋へ逝った。彼の店は鮨ネタならば何を喰っても一皿100円という、何とも懐に優しい鮨屋である。ふたりでたらふく喰っても2000円ちょっとで済む故、ヘタにトンカツだのパスタだの喰うより安く上がってしまう。しかもネタも豊富で切れもでかいことから、鮨=彼の店と決まっておった。
そう、おった(過去形
彼の店はその激安ぶりで、休日の夕食時には腐敗家のような夕食の支度をボイコットした主婦に率いられた家族で満卓になるのも珍しくない。そこで割と早めに出掛けたのだが、やっぱり既に満卓であった。それでも待つこと暫し。2名でお越しの腐様ーっ。と呼ばれて、席まで案内されて着席した。すると、何やら生臭い残念な香りが漂っておった。備え憑けの手拭きでテーブルを一拭きすると真っ茶色に染まった。新しい手拭きで拭ってもまだ茶色い。さらに新しい手拭きで拭うとようやく色が憑かなくなった。と同時に残念な香りも消えた。
ちゃんと拭いておるのか。
少々不愉快になったものの、気を取り直していざ喰おうとした。ところが今度は美味そうなネタがちっとも流れて来ない。どれも乾いておったり、どす黒いウニとかくだらないネタのオンパレードだった。それでも、何か美味そうなネタは来ないのかと待っておったら、ネタとシャリが分離してセパレートになっておったり、コンベアに焼肉のタレみたいなのがベットリ憑いておったり、その上をカッパ巻きが転がっておったり、ネタを保管するためのトレイがタコとともに流れてきたりと、食欲を無くすには十分なネタがわんさとやって来おったのである。
食欲が無くなるのと反比例して怒りが増大していった。
これでかなり不愉快になったものの、直接注文して喰えば良いじゃねえかと、再度気を取り直し、マグロと生エビを注文。暫くしてやって来たかと思いきや、マグロしか来ねぇ。
怒りは頂点に達した。
相方も一皿しか喰っておらなんだ。もう何皿か喰うつもりだったのだろうが、腐敗の表情がみるみる般若になって逝くのを見て、オロオロしつつ何時爆発するのかドキドキして見ておったのであろう。腐敗はもう帰ると叫び、席を立った。お会計は210円だった。とても鮨屋のレシートとは思えない額だ。店を出てから、二度と逝かないことを誓った。
さて、誓ったは良いがすっかり腹が減ってしまった。こんな時間で他の回る鮨屋に逝っても、満卓でそう直ぐには喰えないであろう。だが鮨は喰いたい。というか、この怒りはどうしても鮨を喰わなければ収まりそうにもなかった。しかも高い鮨を喰わなければ口直しはとても出来ないと思えた。それで向かったのが、腐敗が幼少の砌から慣れ親しんでおる回らない鮨屋である。
此処は小さい店で、割とリーズナブルながら美味い。今回は小鯛の昆布締めと、近海本マグロが絶品であった。着席して暫し。鮨を握っておる大将にさっきの店を話したら、それじゃその分ウチは儲かるんですね、ありがとうございます。と返された。それをさらに返した。
まぁな。そして腐敗家は当初想定していたより、5倍くらい高い鮨を喰うことになったのだが。
悔し紛れとはいえ、やり過ぎたかもしれんな、諸君。
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