【私はあなたであった。あなたは私になるだろう】
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本業の執筆活動がヒートアップ(挨拶
35ミリ追悼企画を引き続き開催。尚、本日も【この企画が開催される=ネタがない】と思って、何ら差し支えない。

学生時代のモデルは掲載許可が下りておらんので、またしても時代を少々すっ飛ばす。掲載許可を求めようにも、連絡先が分からなかったり、面倒臭い(重要)のだ。
さて、社会に出てからの作品である。モデル嬢は、腐敗と同じゼミ生だった。実はワイルドな性格の持ち主だが、黙っておれば品の良い出で立ちで、例によってナンパしたところ、快諾してくれたのがきっかけで、よく撮っておった。撮影回数は群を抜いて多く、例の美人と同じくらい撮ってるんじゃなかろうか。
ロケ地は塩塚高原。四国の山中の道なき道をひた走ると辿り着く。彼女を連れて2度ほど足を運んだが、もうゼッタイに逝きたくない。
だが、到着したときの感動は忘れられない。うっそうとした細道を抜けると、パッと明るくなる。すると、写真のような高原が広がっておるのだ。初めてのときは、四国にこんなところがあったのかと、暫く見入ってしまった。
閑話休題。
この日の撮影は面白かった。何が面白いって、かなり高地故、天気が目まぐるしく変わるのである。ピーカンになったり、曇ったり、時にはにわか雨が降ったり。夕方にはどしゃ降りになったので、撮影を中止したのだが、このカットはどしゃ降りになる直前のカットである。
どんよりした天気と、強く吹く風を表現したかったので、シャッタースピードをかなり落として撮影。構図も広角レンズです。的なソレで臨んだ。さらに、少し冷たい雰囲気を出すために、薄くCCフィルターのブルーを使用。
どうかね諸君。ススキの穂は少し赤みを帯びて、葉っぱはよりイキイキし、奥の山々はより青くなっておる。結果、ノーマルより冷たい印象になっておる。この辺がスキルである。
腐敗はCCフィルターのブルーを好んで使う。CCフィルターのブルーとは、マゼンタとシアンを合成した色で、赤みを引き出しつつ、冷たくも表現する。通常、ポートレートではマゼンタのフィルターを使うことが多いが、ほんの少しクールに仕上げたいならば、ブルーがお勧め。
まぁ、諸君にはまったく関係ない話である。関係ない。
それにしても、この自然な奥行き感は、腐敗のスキルもさることながら、35ミリならではの感覚である。これが28ミリならば、山々はもっと小さくなっておったであろうし、50ミリならば手前のススキの迫力もなかっただろう。無論両レンズには、それぞれに相応しい撮り方があるのだが、この程度の構図ならば、35ミリに軍配が上がる。
諸君もちょっとした撮影で良い。被写体ばかり気にせず、背景にも少しばかり気憑かいし給え。被写体が同じ大きさに写るように、ズームレンズを動かしてみ給え。必ずや新しい発見があるだろう。
では、執筆活動を再開。
【撮影データ】
AiAFニッコール35ミリF2S
60分の1秒 f4 RDPII
CC-2.5B
35ミリ追悼企画を引き続き開催。尚、本日も【この企画が開催される=ネタがない】と思って、何ら差し支えない。

どうよ
学生時代のモデルは掲載許可が下りておらんので、またしても時代を少々すっ飛ばす。掲載許可を求めようにも、連絡先が分からなかったり、面倒臭い(重要)のだ。
さて、社会に出てからの作品である。モデル嬢は、腐敗と同じゼミ生だった。実はワイルドな性格の持ち主だが、黙っておれば品の良い出で立ちで、例によってナンパしたところ、快諾してくれたのがきっかけで、よく撮っておった。撮影回数は群を抜いて多く、例の美人と同じくらい撮ってるんじゃなかろうか。
ロケ地は塩塚高原。四国の山中の道なき道をひた走ると辿り着く。彼女を連れて2度ほど足を運んだが、もうゼッタイに逝きたくない。
だが、到着したときの感動は忘れられない。うっそうとした細道を抜けると、パッと明るくなる。すると、写真のような高原が広がっておるのだ。初めてのときは、四国にこんなところがあったのかと、暫く見入ってしまった。
閑話休題。
この日の撮影は面白かった。何が面白いって、かなり高地故、天気が目まぐるしく変わるのである。ピーカンになったり、曇ったり、時にはにわか雨が降ったり。夕方にはどしゃ降りになったので、撮影を中止したのだが、このカットはどしゃ降りになる直前のカットである。
どんよりした天気と、強く吹く風を表現したかったので、シャッタースピードをかなり落として撮影。構図も広角レンズです。的なソレで臨んだ。さらに、少し冷たい雰囲気を出すために、薄くCCフィルターのブルーを使用。
どうかね諸君。ススキの穂は少し赤みを帯びて、葉っぱはよりイキイキし、奥の山々はより青くなっておる。結果、ノーマルより冷たい印象になっておる。この辺がスキルである。
腐敗はCCフィルターのブルーを好んで使う。CCフィルターのブルーとは、マゼンタとシアンを合成した色で、赤みを引き出しつつ、冷たくも表現する。通常、ポートレートではマゼンタのフィルターを使うことが多いが、ほんの少しクールに仕上げたいならば、ブルーがお勧め。
まぁ、諸君にはまったく関係ない話である。関係ない。
それにしても、この自然な奥行き感は、腐敗のスキルもさることながら、35ミリならではの感覚である。これが28ミリならば、山々はもっと小さくなっておったであろうし、50ミリならば手前のススキの迫力もなかっただろう。無論両レンズには、それぞれに相応しい撮り方があるのだが、この程度の構図ならば、35ミリに軍配が上がる。
諸君もちょっとした撮影で良い。被写体ばかり気にせず、背景にも少しばかり気憑かいし給え。被写体が同じ大きさに写るように、ズームレンズを動かしてみ給え。必ずや新しい発見があるだろう。
では、執筆活動を再開。
【撮影データ】
AiAFニッコール35ミリF2S
60分の1秒 f4 RDPII
CC-2.5B
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