【私はあなたであった。あなたは私になるだろう】
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↑アルデンヌの戦いに似ておるが違う(かなり難しい挨拶
昨夜、ちょっと小粋なイタリアレストランに逝った。
コース料理でも喰おうと思っておったのに、コース料理は前日までの予約でなければ残念なことになるらしい。
↑第一の挫折
仕方なく、パスタと前菜代わりに鯛のカルパッチョを注文。
先ずはカルパッチョがやって来た。が、少量。
↑第二の挫折
それでも、モグモグと喰っておると、相方のパスタがやって来た。
が、相方の表情が険しい。
↑第三の挫折
さらに暫くして腐敗のパスタもやって来た。
箸で喰うと告げて、箸を持って来させ、いざ喰ってみた。
なんだ、これは。
↑第四の挫折
ヤケに粉っぽく、芯がしっかりと残っておるではないか。
プチンと噛み切って、断面を見るとやっぱりしっかりと芯が確認出来たのである。
↑第五の挫折
おい給仕!
腐敗の怒号が店内にこだました。
生茹でではないか。見て見ろ。
ぁあ、申し訳ございません。直ぐに作り直します!
直ぐさま、相方の顔を見る。そうか、ヤツの表情が険しいのは腐敗のせいではなく、この生茹でパスタのせいか。
そこで、相方にも交換するかと告げたものの、半分以上平らげておったので、いらんと返された。
↑第六の挫折
こうして腐敗の料理のみ作り直すことになったのである。
給仕が足早に去った後、相方のパスタを喰ってみた。ところが、思いの外、芯まで透き通っており、時間の経過もあるかもしれんが、一応及第点じゃねえか。ってことで収まり、なんだこの店は。などと鼻息荒く冗談を飛ばしておったら、詫びのパンの切れ端を持った給仕がやって来た。
申し訳ございません、お客様。これはお詫びのパンでございます。イタリア製で中にオーリーブのみじん切りを練り込んでおります。ただですね、お客様・・・。
給仕はさらに続けた。
ただですね、お客様。あのパスタの茹で具合はアルデンテと申しまして、つまり端的に端折らずに申し上げますと、要するにあんなもんなのでございます(一部脚色有り)。
腐敗、切れる。
つまり、君はこの腐の舌がボロとでも言いたいのかね。
いえ、決してそのような。
そもそもなアルデンテをこの腐が知らないとでも思っているのか。アルデンテくらい知っとるわい。とはいえ、アルデンテとは、茹で上げた直後がそうなのであって、食卓に上るときには、芯まで透き通っておらねばならぬ。つまり君の店のアルデンテとは、勘違いシェフが作った生茹でではないか。
いえ、アルデンテとはこのようなものでして。
あのな。こう見えて腐は南伊を中心にツーリストメニューを出すトラットリアから、名の知れたリストランテまで彼方此方のパスタを喰い歩いておるのだ。その南伊、アルデンテの概念がある南伊で、こんな生茹では1軒たりとも出さんかったぞ。そもそも、北伊料理を売りにしておるこの店で何故にアルデンテなのか。本格を目指すならその辺からちゃんと設定せんか!
給仕は逃げ帰った。さらにシェフがやって来るのかと、ワクワクドキドキしながら待っておったが、とうとう顔を出さず終いだった。
きっと、面倒臭い客と思われたのであろう。
↑第七の挫折
そんなワケで彼の店には二度と逝かぬと誓ったのだった。
尚、腐敗が吐いた啖呵は数ある諸説の一説であり、余所で吐くと恥をかく可能性が少なからずある故、諸君へは、よく調べて吐くことを強くお勧めしておく。
まぁ、実地(南伊)での経験がある故、説自体は補強されておるがな。
昨夜、ちょっと小粋なイタリアレストランに逝った。
コース料理でも喰おうと思っておったのに、コース料理は前日までの予約でなければ残念なことになるらしい。
↑第一の挫折
仕方なく、パスタと前菜代わりに鯛のカルパッチョを注文。
先ずはカルパッチョがやって来た。が、少量。
↑第二の挫折
それでも、モグモグと喰っておると、相方のパスタがやって来た。
が、相方の表情が険しい。
↑第三の挫折
さらに暫くして腐敗のパスタもやって来た。
箸で喰うと告げて、箸を持って来させ、いざ喰ってみた。
なんだ、これは。
↑第四の挫折
ヤケに粉っぽく、芯がしっかりと残っておるではないか。
プチンと噛み切って、断面を見るとやっぱりしっかりと芯が確認出来たのである。
↑第五の挫折
おい給仕!
腐敗の怒号が店内にこだました。
生茹でではないか。見て見ろ。
ぁあ、申し訳ございません。直ぐに作り直します!
直ぐさま、相方の顔を見る。そうか、ヤツの表情が険しいのは腐敗のせいではなく、この生茹でパスタのせいか。
そこで、相方にも交換するかと告げたものの、半分以上平らげておったので、いらんと返された。
↑第六の挫折
こうして腐敗の料理のみ作り直すことになったのである。
給仕が足早に去った後、相方のパスタを喰ってみた。ところが、思いの外、芯まで透き通っており、時間の経過もあるかもしれんが、一応及第点じゃねえか。ってことで収まり、なんだこの店は。などと鼻息荒く冗談を飛ばしておったら、詫びのパンの切れ端を持った給仕がやって来た。
申し訳ございません、お客様。これはお詫びのパンでございます。イタリア製で中にオーリーブのみじん切りを練り込んでおります。ただですね、お客様・・・。
給仕はさらに続けた。
ただですね、お客様。あのパスタの茹で具合はアルデンテと申しまして、つまり端的に端折らずに申し上げますと、要するにあんなもんなのでございます(一部脚色有り)。
腐敗、切れる。
つまり、君はこの腐の舌がボロとでも言いたいのかね。
いえ、決してそのような。
そもそもなアルデンテをこの腐が知らないとでも思っているのか。アルデンテくらい知っとるわい。とはいえ、アルデンテとは、茹で上げた直後がそうなのであって、食卓に上るときには、芯まで透き通っておらねばならぬ。つまり君の店のアルデンテとは、勘違いシェフが作った生茹でではないか。
いえ、アルデンテとはこのようなものでして。
あのな。こう見えて腐は南伊を中心にツーリストメニューを出すトラットリアから、名の知れたリストランテまで彼方此方のパスタを喰い歩いておるのだ。その南伊、アルデンテの概念がある南伊で、こんな生茹では1軒たりとも出さんかったぞ。そもそも、北伊料理を売りにしておるこの店で何故にアルデンテなのか。本格を目指すならその辺からちゃんと設定せんか!
給仕は逃げ帰った。さらにシェフがやって来るのかと、
きっと、面倒臭い客と思われたのであろう。
↑第七の挫折
そんなワケで彼の店には二度と逝かぬと誓ったのだった。
尚、腐敗が吐いた啖呵は数ある諸説の一説であり、余所で吐くと恥をかく可能性が少なからずある故、諸君へは、よく調べて吐くことを強くお勧めしておく。
まぁ、実地(南伊)での経験がある故、説自体は補強されておるがな。
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